ヤオ族文化研究所

  1. トップページ
  2. メンバー紹介
  3. 吉野晃

客員研究員 吉野晃

調査に参加するにあたって

ユーミエンの〈度戒〉儀礼は、タイで一部を見たことがあります。儀礼自体が長期間に亘るので、すべてを見るには到りませんでした。見たところ、前の段階の〈掛燈〉儀礼よりも遙かに複雑な構成となっていました。今回のプロジェクトでは、まず〈度戒〉儀礼の全体像を把握し、それぞれの儀礼分節の構成・位置づけとその意味を分析します。また、同じ〈度戒〉儀礼でも、湖南とタイとでは社会的コンテキスト上の位置づけが異なっていると思います。その点も解明したいことの一つです。

現在の勤務先および職名 東京学芸大学教育学部 教授
専門領域 文化人類学
研究業績 2008「槃瓠神話の創造?―タイ北部のユーミエン(ヤオ)におけるエスニック・シンボルの生成―」塚田誠之(編)『民族表象のポリティクス―中国南部における人類学・歴史学的研究―』風響社 pp.299-325.
2006「タイにおけるユーミエン(Iu Mien)の文化復興運動概況」吉野晃, 『中国・東南アジア大陸部の国境地域における諸民族文化の動態』(塚田誠之編), 国立民族学博物館, pp.269-286.
2006 "The functions of Chinese literacy in the Iu Mien society of Northern Thailand."「東南アジア大陸部の書承文化」(国立民族学博物館機関研究「テクスト学の構築」国際シンポジウム)口頭発表(2006年2月4日 於国立民族学博物館),Abstract,p.16.
2005『タイ北部におけるユーミエン(ヤオ)族の核家族化と祭祀・儀礼知識の変化に関する研究(課題番号 13610355)』(平成13年(2001年)度-平成16年(2004年)度科学研究費補助金(基盤研究(C)(2))研究成果報告書)(研究代表者:吉野晃), 東京学芸大学教育学部・吉野晃,85pp.
2005「中国からの連続性とタイにおける示差―タイにおけるユーミエン(ヤオ)の自民族表象―」吉野晃 『中国の民族表象―南部諸地域の人類学・歴史学的研究―』(長谷川清・塚田誠之(編)),風響社, pp.235-258.
2005「タイ北部山地民ユーミエンのピャオ(「家」)―居住・生業・祖先祭祀」吉野晃, 『アジア遊学』74(特集:アジアの家社会), pp.95-104.
2005「中国におけるユーミエンの民族間関係に関する調査報告:広東省北江瑤山と広西壮族自治区金秀大瑤山におけるユーミエンの事例」吉野晃,『中国少数民族のエスニック・アイデンティティの人類学的研究(課題番号14401017)』(平成14年(2002年)度-16年(2004年)度科学研究費補助金(基盤研究(B)(1))研究成果報告書)(研究代表者:山路勝彦),関西学院大学社会学部・山路勝彦,pp.38-55.
2005「中国におけるユーミエンの民族間関係に関する調査覚書―広東省北江瑤山におけるユーミエンの事例―」『東京学芸大学紀要 第三部門 社会科学』56, 121-128.
2004「タイにおけるユーミエン(YAO)の文化復興運動概況」吉野晃, 『中国・東南アジア大陸部の国境地域における諸民族文化の動態に関する人類学的調査研究』(課題番号12571027 平成12年(2000年)度-平成15年(2003年)度科学研究費補助金 基盤研究(B) (海外)研究成果報告書)(研究代表者:塚田誠之), 国立民族学博物館先端人類科学研究部・塚田誠之,  pp.219-234.
  • ページ作成日:2008-11-20
  • 最終更新日:2013-07-08